10月24日(日)、岡山県岡山市で「飼っていたトカゲが脱走した」と警察に通報があったそうです。
逃げ出したのは2匹のトカゲで、そのうち1匹は体長1mほどの「アルゼンチンテグー」と呼ばれているトカゲとのこと。
岡山県警岡山中央署が周辺を捜索しており、同署は「見かけても近づかないように」と注意を呼びかけているそうです。
この記事では「アルゼンチンテグー」とはどんなトカゲなのか。
「アルゼンチンテグー」は危険なのか?
また、飼育許可は必要なのか?
この点についてまとめています。
【続報】目次(5)に追記しました。
目次
ニュースによると「アルゼンチンテグー」が脱走したのは以下の地域です。
岡山市中区原尾島
飼い主は中区原尾島のアパートに暮らす20代女性です。
体長約1mの「アルゼンチンテグー」の他、約15cmになる「フトアゴヒゲトカゲ」を、普段から室内で放し飼いにしていたとのこと。
フトアゴヒゲトカゲは、10月19日頃から姿が見えなくなったそうです。
同月22日午後8時ごろ、この日もアルゼンチンテグーはゲージ外で寝ていたため、女性はそのままにして仕事へでかけました。
翌23日午前4時ごろに帰宅。
アルゼンチンテグーが、室内にいるかどうか確認しないまま就寝しました。
そして、午前11時ごろに起床し、アルゼンチンテグーが室内からいなくなっているのに気付いたとのことです。
ベランダに、アルゼンチンテグーの糞があったことから、当時鍵がかかっていなかったベランダの窓を自分で開け、そこから逃げ出したと見られています。
同日午後5時頃、知人を通じて岡山県警岡山中央署に通報し、同署が約20人態勢で捜しているとのことです。
「アルゼンチンテグー」とは、「アルゼンチンブラックアンドホワイトテグー」の別名です。
ネット上では「アルゼンチンB&Wテグー」などと表記されています。
爬虫網 有隣目 テグートカゲ科 テグー属に属しており、白と黒のバンド状の模様が入っているのが特徴。
昼行性で、生息地は南米アルゼンチンとなります。
草原や森林で生活をしていますが、木に登ることはあまりないそうです。
幼体時は約60cmほどですが、大人になると最大で150cm程度に成長します。
寿命は約15~20年となり、雑食性でカタツムリやクモなどの小さな動物、鳥類や爬虫類の卵、果物などを餌としています。
敵に襲われた場合、尻尾を自切することがあるそうです。
爬虫類の中では、比較的人に慣れる個体が多い種類といわれています。
しかし人に慣れるにも個体差があり、温和な性格の個体もいれば、荒い性格の個体もいます。
幼体時は温和な性格であっても、成長するにつれて荒い性格になる個体もいるそうです。
アルゼンチンテグーには毒はありませんが、鋭い爪と歯を持っています。
鋭い爪で敵をひっかいたり、自分の尾をムチのようにしならせてはたくこともあります。
また、食に対して貪欲のため、餌と間違えて噛むことがあるそうです。
穏やかな性格の個体であっても、空腹時には気性が荒くなる傾向があるため、油断をしないほうが得策です。
アルゼンチンテグーは最大で全長150cm程度になる爬虫類ではありますが、購入する時や飼育する際の許可は不要とされています。
主に爬虫類専門ショップで取り扱われており、約4万~5万円前後で販売されています。
現在は飼育許可などは不要ですが、昨今はペットとして飼われていた大型の爬虫類が脱走し、しばしば問題となっていることから、将来的には何らかの規制をかけられるのではないかと、ネット上からは声があがっています。
引き続き行方が分からなくなっているアルゼンチンテグーですが、警察は10月26日(火)午前11時頃で捜索を打ち切りにしたと発表がありました。
危険性が高くないことや、最近の夜間の冷え込みにより、すでに死んでいる可能性もあると判断したとのこと。
今後は、アルゼンチンテグーの目撃情報があった場合のみ対応になるとのことです。
参照元:逃げ出した大型トカゲ 捜索打ち切り RNC西日本放送 ( https://www.rnc.co.jp/nnn/news11190wycqpxxufpz2ix.htm )
※該当記事は削除されています
無事に保護されることを祈るばかりです。